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「管理職になりたくない」若手に出世のメリットだけを伝える

最近の若手社員は「管理職になりたくない」と考えている人が増えています。

「責任が増えるのがイヤ」「そこまで働きたくない」「管理職になる自信がない」

管理職になりたくないと考えている人は「管理職のメリットを冷静に判断できていない」可能性が極めて高いです。管理職になることのメリットは明らかにデメリットを明らかに上回ります。

この記事では現在「管理職になりたくない」と悩んでいる人に向けて、記事を最後まで読めば「管理職をやってみよう!」と感じるように管理職のメリットだけを書いていきます。

それではまずは若手社員が管理職になりたくない理由を考察してから管理職のメリットをお伝えします。

管理職になりたくない若手社員

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管理職になりたくない若手社員は多い

まず現在のトレンドとして「管理職になりたくない」と考えている若手社員の数は多いです。厚生労働省の労働経済白書(※参照厚生労働省(平成30年版 労働経済の分析 -働き方の多様化に応じた人材育成の在り方について-)によると、若手社員の約60%が「管理職になりたくない」と答えています。

6割の若手社員が「管理職になりたくない」と考えているので、「若手社員の大多数は昇進を望んでいない」という認識を会社側も持つ必要があります。

つまり「出世よりも優先すること」が若手社員にはあります。この辺りを理解しないと「会社側は良かれと思って若手を昇進させたのに」若手社員は「出世は嫌だ・・・」と真剣に悩んでいる可能性もあります

そしてせっかく若手社員を昇進させたのに「辞めます」と退職されてしまう危険性もあります。雇用する側としても若手社員が「仕事(管理職)に対してどのように考えているのか」を理解するのは大切です。

管理職になりたくない理由とは

ストレスフリーな男性がスキューバをしている

若手社員が管理職になりたく理由は、上記の厚生労働省の調査によってすでに答えが出ています。それは主に下記の通りです。

  • 責任が重くなる(71,3%)
  • 労働時間が長くなる(65.8%)
  • 現在の仕事のままがいい・部下を管理する自信がない(57.7%)

現在、管理職になりたくないと悩んでいる人は、上記の理由のなかに当てはまるものがあるのではないでしょうか。人によっては「すべてに当てはまる」という人もいるかもしれません。それでは一つずつ具体的に見ていきましょう。

責任が重くなる(71,3%)

管理職を想像したときに、一番最初に思い浮かぶのが「責任が重くなりそう」ということですよね。現在管理職の上司を見てもて「大変そうだな・・・」と何となく感じている若手社員が多いのが分かります。

上司の大変そうな姿を見て「責任が重くなるのはやっぱり厳しい。ストレスでハゲてしまうかもしれない」と考えるのも仕方ありません。

今までは失敗しても管理職の上司が責任を取ってくれたので気楽でしたが、実際に自分がその立場になると「自分だけでもイヤなのに、他人の責任まで取りたくない」ということですよね。

労働時間が長くなる(65.8%)

次に多いのが「働く時間が長くなる」ということです。出世すると仕事内容も複雑になるので、当然ながら仕事は増えます。それに管理職でも「名ばかり管理職」の場合は、働く時間だけが増えて給料は増えないこともありますよね。

若手社員の場合、現在の社会の流れ的に「サービス残業は絶対にダメ!」という風潮があるため、何となくその流れに乗って早く帰ることができます。ただ管理職になると「サービス残業をしなくちゃいけないのかな・・・」と若手社員は不安になります。

また「プライベートの時間を大切にしている」というのも大きいですよね。前の世代の人たちのように「仕事こそが人生やで!」という考え方ではありません。

「プライベートを充実させるために仕事をしている」と考えている若手社員が多いので、「労働時間が長くなりそう」というのは管理職になりたくない理由の大きな要因になります。

現在の仕事のままがいい・部下を管理する自信がない(57.7%)

まず「現在の仕事のままがいい」とは、会社側からすると「意外」と感じるのではないでしょうか。若手社員がしている仕事といのは、簡単に言えば「誰でもできる仕事」です。

そのため単純作業のような仕事が多いです。言われた仕事を黙々とこなせばいいという感じですよね。ただ会社側としては「次のステップに上げたい」と思って管理職に昇進させてあげようと考えているのですが、若手社員は「今のままの仕事がいい」と考えています。

つまり「新しい内容の仕事をしたくない。慣れた仕事がいい」と感じている若手社員が多いのです。これは上の世代と大きなギャップがあるポイントではないでしょうか。

簡単にいえば、お好み焼きを作るのに、若手社員は「ずっとキャベツの千切りをしていたい!」と考えていて、会社側は「お好み焼き全体を作ってほしい」と考えています。

また「部下を管理する自信がない」と考えている若手社員も多いです。これは「自分に自信がない」という表われですよね。

もしくは「今までさんざん上司に逆パワハラをしていた」ので、今度は管理職になったら自分が逆パワハラをされるんじゃないか?と感じている人もいるかもしれません。

部下を管理するというのは、今まで若手社員がしてきた仕事内容とは「まるで別物」です。自分だけが頑張ればいいわけではありません。

若手社員もこの辺りの大変さを理解しているので、「部下の管理ができないかも」と自信をなくしてしまいます。

管理職のメリット

それでは管理職のメリットをお伝えします。現在管理職になりたくないと考えている人の悩みも分かります。それは「今まで経験したことがない」から何となく怖いのです。人間の本能としても、新しいものを拒絶するのは当然です。

ただ「冷静に考えると」管理職になることは「メリットのほうが大きい」のは間違いありません。具体的なメリットは次の4つです。

  • 周りの人が喜んでくれる
  • 給料が増える
  • 自信がつく
  • 転職にも有利

管理職になりたくないと考えている人も「冷静に」メリットを一つずつ分析すると、今までとは違う管理職に対する見方ができるのではないでしょうか。

周りの人が喜んでくれる

まず管理職になったときに、周りの人たちに「出世したんだよね」と言ってみてください。「ほぼすべての人が良かったね」と言ってくれます。

自分が想像している以上に「出世」というのは周りからの印象は良いです。

実際の職場では「名ばかり管理職」だとしても、周りから見たらそこはあまり重要ではなく「管理職に出世した」という事実のほうが重要なわけです。

特に自分の身近な恋人や両親は喜んでくれますよね。特に親ですかね。

「あのさ、職場で管理職になりそうなんだよね」と電話してみてください。親は

「えっそうなの!?凄いじゃない!今度帰ってきたらお祝いしなくちゃね!」と喜んでくれますよ。

恐らく自分よりも両親のほうが子供の出世を喜ぶ可能性もあります。「周りから認めてもらえる」というのは単純に誰しもが嬉しいことです。

そのため「周りが喜んでくれるのならまぁ管理職もやってみるか」という気持ちになります。

給料が増える

管理職になれるということは、順調に出世コースに乗っています。そのため管理職になって直ぐには給料は上がらないかもしれません。

ただ、「管理職になると給料は上がる可能性のほうが極めて高い」です。

今後長く勤めていると給料は上がる可能性のほうが高いです。逆に「管理職にならないと給料は上がらない」です。これは間違いありません。

管理職にならないと仕事内容がずっと変わらないので、給料が上がる要素がないです。管理職になるということは、少なくとも給料が上がるチャンスはあります。

管理職のなかでも、そこからさらに出世すると「いきなり給料がボンと上がる」ことはよくあります。さらにそのころになると「管理職にも慣れてやりがいを感じている」可能性が極めて高いです。

40代で平社員の人よりも、40代で管理職になっている人のほうが給料も良いのは当然ですよね。会社にとっての重要度が違います。

自信がつく

管理職になりたくない理由のなかに「部下を管理できるか自信がない」という回答も多かったですよね。しかしそれは「自分の中の妄想」に他なりません。

実際に管理職をしてみると「簡単に部下を管理できた」ということもよくあります。多くの職場では、平常時は比較的部下の管理もやりやすいです。

そして管理職になってしばらくすると、部下の管理もそれなりにできることに自分の中で気づきます。

「自分も意外とできるな」という感覚です。この感覚は管理職にならないと味わえないですよね。平社員のままでは経験できないことを体験し、成功すると「大きな自信」がつきます。

この自信というのは日々生活をしていく上で非常に大切なので、「仕事をしていくなかで自信をつけていく」のはサラリーマンの場合、自分の人生に直結します。

もし「部下の管理に自信がない・・・」と管理職になるのを辞退すると、管理職になって付けることができた自信を自ら放棄することになります。

これはあまりにももったいないですよね。

「その年代に合った仕事をして自信をつける」のは結構大切です。

転職にも有利

最後は「それでもどうしても管理職になりたくない」という人向けです。管理職になりたくない人は「転職を考えている」人も多いのではないでしょうか。

そんな人も「とりあえず管理職になってみる」のがオススメです。それは「転職するときに有利になる」ためです。

転職するときの履歴書に「役職が書ける」のは見栄えが良いですよ。私は面接の担当もしましたが、履歴書を見るときに「何らかの役職」があったらそれだけでも高評価につながります。

役職が付いているということは「前の職場でも評価されていた人」と客観的に把握できますよね。また他の人よりも優秀なんだろうという推測もできます。

そのため「どうしても管理職になりたくない・・・」と考えている人は「転職にも有利になるからとりあえずやってみよう」という気持ちで管理職になってみてください。

転職してもいいや、ぐらいの気持ちでしたほうが仕事が上手くいくことも多いです。また実際に転職活動でも有利なので、「嫌でも管理職になることは非常に合理的」です。